
3月11日がやってきました。あの日から14年、本当に早いものです。昨年いろいろと思うことを書いたので、今年はスルーしようと思いましたが… 現在23時半。やっぱり今日の内に何か書いておこうと思いました。
保険の仕事を始めて30年になりますが、あの日を境に一番変わったのは、何と言っても火災保険に対する意識です。一口に火災保険と言っても、その実態は火災だけではなく、風災、水災、地震etc…。自然災害に対する補償を含めた総合災害保険といった内容になっております。しかし震災以前は、地震も風災も水災も全く経験したことがない私。提案に説得力などあろうはずもなく、取扱い損保は自動車保険ばかり。火災保険なんてスズメの涙程度の御慰みでした(-_-;)
それが今やどうでしょう。あの日を境に私の意識も、そしてお客様の意識も激的に変わった、変わらざるを得なくなった気がします。そして火災保険ばかり追っかけている(られている?)ような日々が始まりました。お陰様で、火災保険の方が自動車保険より保有件数が多くなり、その波及効果で全体的な取扱い保険料も増えました。結果論かもしれませんが、東日本大震災が発生していなかったら、今の私があったかどうか… 保険屋さんを続けていたかどうか、保険屋さん以外でメシが食えていたかどうか… 正直言って甚だ怪しいですねw そういう意味において、東日本大震災をポジティブに考えることにしております。
今年の「3.11」は大規模山林火災の大船渡市がフィーチャーされています。山の上だから津波からは逃れられても、今度は山火事で被災してしまった。結局、絶対に安全な場所なんて何処にもないということなんでしょうね。何処にいっても同じこと。
あの日を境に変わった意識。それをこれからもできるだけ持続し、次の危機に備えていきましょう。